前橋市龍海院茶会を終えて
東京支部 松親会 土井裕子
 雨模様の5月21日、前橋市是字寺龍海院において、『江戸幕府大老酒井忠清公 三百四十年忌記念茶会』が行われました。茶会は伊勢崎市の相川考古館が主催し、酒井家と鎮信公以来ご縁の深い鎮信流と水戸及び群馬の石州流が茶席を持ちました。

 コロナ禍の影響で東京支部が茶席を持つのは、2年半ぶりでした。鎮信流の濃茶席は30畳の広間で、床は平戸真景、中央卓、花材は沙羅の木、脇床は、鎮信公ゆかりの品々が飾られました。また、点前は『台子方盆一つ飾り』でした。
 コロナのため、水屋もいつもより、少人数のため参加者は、皆緊張の面持ちでした。茶席では席入り前に全員の方に手の消毒と茶席でのマスク着用をお願いし、茶碗は盆に乗せて運び、縁に触れない様に高台付近を両手で抱え回してお出ししました。また、菓子は高杯に懐紙を敷き袋入りでお出しして、戻った茶碗は除菌シートで拭きました。

 コロナ禍により、少人数の参加に加えて通常と違う形での茶席でしたが、御宗家様、奥方様のご指導により、夢中で何とか無事に終わることが出来ました。また、お客様からは「お席に入れて本当に良かった」とのお言葉を頂戴いたしました。

今回の茶会で、コロナ禍での茶会の対応の仕方も分かりました事は、有意義でした。

この様な機会をお作り頂きました御宗家様に深く感謝いたし、充実感と心地よい疲労感を覚えながら、前橋市をあとに致しました。

龍海院山門

龍海院本堂内

茶席

正客菓子