コロナ禍に想う
松親会 渡邊二三子
 ワクチンの接種が軌道にのれば、コロナも近いうちに収束するのではと明るい光が期待されますが不安もまだまだ続きます。
昨年の松洽会総会を初め行事のほとんどが中止になり会員の皆様とお会いできない状況が年を越え2ヶ月が過ぎてしまいました。
 ステイホームという事で今まで読まずに積読(つんどく)の本や雑誌を読む事や身の回りを片付けたりしています。藤沢の稽古や他流の友人に誘われば雨が降ろうがせっせと茶会、買い物に出掛ける日々でしたが家にいる事が多いとこんなにも出不精だったのかと新しい自分の発見もありました。
 そんな時、「松洽」30記念号が届きゆっくりと読むことが出来ました。記事の中に心に残る文章があり、巻頭言の御宗家のお言葉やご先代の書かれた「流祖松浦鎮信の心」、各支部での「鎮信公お祭茶」や伝授式が載っており、アナログからデジタルへの移行がこのコロナ禍で進んだ事を感じました。これからは日常生活の中にもどんどん利用されていくのでしょうか。また、茶道の道を志す者として、御宗家の「松洽」巻頭の言葉のように「四畳半の茶人」にならず「心の修練」を忘れずにいたいものです。
 2月16日のホームページに掲載された御宗家の傘寿の御祝いに対するお礼状の言葉とカラフルなお花に囲まれた御宗家の優しいお顔を拝見できましたことはホームページだからこその嬉しい記事でした。今後はデジタルとも上手に付き合っていきたいものです。
 直接皆様とお会い出来るまでホームページやオンラインでの交流が図れればとおもいます。。 新型コロナウイルスはまだまだ先が見えずに心配です、どうぞご自愛ください。

一服いかがでしょうミモザと早咲きの桜