白河 灯籠茶会 平成27年8月8・9日
松親会 白河 島村ふじ子
記録的な猛暑からか例年より蓮の花も早い開花を迎えた今年、8月8日と9日の2日間にわたり、19回目となる灯籠茶会が開催されました。

白河茶道連盟の物故者に2人の先生が加わり39名となった今回、蓮の花と葉をいけさせていただき、関の灯が消され御詠歌が唱えられる中、物故者と東日本大震災で犠牲となられた方に黙祷が捧げられる厳粛な雰囲気での開会となりました。
今でこそ整然と並んだ灯籠の灯りで幻想的な世界が醸し出される灯籠茶会ですが、当初は風で灯籠が流され片寄ったり、ろうそくの灯りが雨で消えてしまったりと、試行錯誤の連続であり、そういった過程を経たうえでの現在であることを考えると、年月の長さを感じずにはいられません。
県内外から多くの方にお出でいただき、灯籠茶会の席を持つことができることは、何よりも先人を偲ぶうえで嬉しい限りであります。

今後も微力ではありますが、茶道文化の発展に尽力できれば幸いです。