| 神田女学園文化祭 | ||
| 東京支部/松親会:駒形 寿子 | ||
今年の文化祭は、永年共に歩んで親しんだ歴史のある校舎建替のため、当校舎で行なわれる最後の文化祭となりました。
さまざまの社会事情の変遷と共に、生徒数の減少と相まって、各部活動の部員数も減少して参りました折から、
当茶道部も 同様に、高学年の少ない部員構成になっております。
いつもの形式で二つのお茶席を維持出来るかどうか懸念されましたが、伝統を守り続けてきております茶道部として、
同様にしましょうという事になり例年のごとく、和室席、立礼席(教室を茶席風に設営)の二つの席を作りました。旧校舎最後のお茶席ということもあって、理事長さん、校長先生をはじめ、歴代の教頭先生方、顧問だった先生方そして、 茶道部先輩達など多くの人達のご来席もあってきわめて大賑わいとなりましたが、前年度に設けられた、 学校周辺の人達にお声をかけた入門茶道講座の人達の応援も得て、何とか無事に終了する事が出来ました。 お茶券300枚も完売し、高校二年生、一年生、中学生という若い部員の構成で、いろいろありましたが、一同がんばってくれました。 終了後の反省会には各々が、がんばれた事に満足し、次へのステップに希望が持てたとの一同の発言でした。 お掛軸には、当学園創立110周年の折、ご宗家様より賜りましたお色紙、心月公のご次女であられる正子命様が、 当学園の二代目校長先生をお引受けいただきましたご縁もあって、正子命様ご自筆のお色紙をかけさせていただきました。 |
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| 大和文化祭 | ||
| 平成17年11月3日(木) | ||
| 東京支部/松親会:飯島 雅彦 | ||
11月3日は文化の日。晴れの特異日であるこの日、統計通りの秋晴れの空の下、
我が大和市も生涯学習センターにおいて文化祭が催されました。大ホールでは演劇や演奏が賑やかに行われ、
小ホールやロビーでは絵画や書道のクラブ等が日頃培った自慢の腕を披露していました。 大和茶道会もロビーの一角に立礼の茶席を設け、裏・表・江戸千家や宗遍流等のお弟子さんたちが交代でお点前をして、 一般の方々に薄茶を呈しました。鎮信流も会の一員として参画し、 私と木下久美子さんが日頃のお稽古の成果を発揮せんと緊張しながら交代で点前をし、小田先生をハラハラさせていました。 それでも一応はつつがなく・・・? 土屋大和市長も忙しいスケジュールの中を茶席に足を運ばれ、一服の茶を喫し、 型通りの挨拶をして慌しく次の会場に去って行きました。
お客は三々五々席に付かれ、呈茶は午後四時の閉会まで途切れる事無く続けられました。途中先生方もお点前を披露され、
落ち着いた振る舞いが和やかさを感じさせながら、凛とした緊張感を漂わせる雰囲気は、茶道の本来の姿を垣間見た思いで、
大変良い勉強をさせて頂きました。地方の小さなお茶席ではありましたが、その地域で、日夜学び励んでいるであろう方々がいらっしゃることを思うと、 まだ未熟な私にとっては大変意義のあるお茶会でありました。 |
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