鎮信公お祭茶
下関支部 松要会 浜谷静枝
 11月4日、初冬のやわらかな日差しを受け、鎮信公お祭茶を下関市学習プラザ茶室で4名で行いました。
朝倉敦子さんのゆったりと心を込めたお献茶を中野くみ子さんがお供え致しました。
二拝二拍手一拝。1200年の歴史への感謝・鎮信流の繁栄・コロナの終息・世界の平和を祈念して御祭茶を終えました。
静かな茶室で日常を離れた安寧な一刻を与えられましたこと感謝いたしました。
 会内々のことですが、仁田サチ子先生の没後17年。設えを改めて中野くみ子さんのお点前、朝倉敦子さんのお供えで献茶を致しました。
その後、濃茶を頂きながら先生を偲び穏やかな時を過ごしました。
「今日は、久し振りに充実した豊かな時間を過ごさせて頂き、有難うございました」帰り際の中野さんの言葉です。
少数・高齢者の下関支部ですが、無理することなく精一杯謙虚に支えあって参りたいと存じます。全てに感謝して‼
  
 


近況報告
 2022年度(令和4)下関市生涯学習プラザ主催「第12回ドリ―ムシップ祭り」は、「耀―明るい未来へ―」のスローガンのもと10月22日(土)23日(日)の2日間規模を縮小して開催されました。
鎮信流は22日でした。今年度は感染拡大防止対策は緩和され、アルコールによる手・指の消毒にとどまりました。
さらに、実行委員会から茶室ではなく、机・椅子を利用した立礼にしてはとの申し入れを受け、11人入席アクリルパーテーション設置の立礼といたしました。
料理教室隣の総ガラス張りのランチルームが立礼席となりました。今回は点て出しだけでしたが、興味をもった家族子供連れが訪れ、いつもの静かな茶室の雰囲気とは異なり賑やかな茶席となりました。
銘々盆の〝薄茶とカスドース〟を皆様喜んで下さり、もう一服の所望も多く嬉しく歓迎いたしました。〝カスドース〟は毎年大好評です。
水屋・お運び係りとしては、正座することがなく、「立居振舞が楽で良かった」という高齢者の正直な感想。もし来年もとの要請があれば「立礼」ならお引き受けしても良いとの声に、複雑な思いと共に〝さもありなん〟とも思わされました。 身近に抹茶を味わい楽しんで頂くよい機会かもしれません。
世の中大きく変化・機械化されていく時、人としての感性・感覚を大切にしなければと思いました。