初めての初釜
下関支部 松要会 桑原 豊紀子
2019年1月6日は、新春の誠に穏やかな一日でした。
何もかも初めての経験のお初釜を前に、暮より不安の毎日が続いておりました。下関松要会とのご縁をもたせていただきましたのは、昨年12月のことです。
鎮信流・茶道のことなど全くわからず入会いたしました。緊張もピークの初釜当日でしたが、浜谷先生をはじめ皆様の笑顔で迎えられ、まずはほっといたしました。
 お炭点前・点心・お濃茶・薄茶云々と一連の流れの中で、おろおろしながら時が経ちました。ただ、ふと気がついてみますと皆様の穏やかで、和やかな会話とお気遣いがとても心地良く、いつのまにか至福の時となっておりました。
 時に待合では、ちょうど部分日食の機会に恵まれ、遮光グラスでの太陽を観察することができ、今年の勅題“光”のお話に花が咲きました。
 一日をふり返ってみますと、今までの私の日頃の生活には気付くことの少なかった思いやり、気働きの大切さを教えて頂いたように思います。
 蹲を使った時、柄杓のお水・・・ではなく温かいお湯を頂いたことは、殊の外感動いたしました。然り気ない気遣い・やさしさ、この気持ちを今後日常生活の中に生かしていきたいものだと思いました。
年齢を重ねての茶道入門になりましたが、私なりの目標ができたように思いました。
 皆様には、心よりお礼申し上げます。有難うございました。

   よく燃えし炭火の香り初点前 / 康子
   初釜の茶室に弾ける笑いかな
   初釜に集へし事の幸思う   / 清子
   蹲に芽生え来たるは藪柑子  / 静女