心月公お祭茶
下関支部/松要会:藤野 誠子
 
 桜も最後の咲きほこりを見せている穏やかな晴天の4月12日10時半より心月公お祭茶が歴史ある回廊式日本庭園である「長府庭園」の書院の間でおこなわれました。
 毛利長府藩の家老、西運長(にしゆきなが)の屋敷跡のお茶室だけにお床も広く素晴らしいたたずまいで落ちついた雰囲気でした。
 お献茶は松岡郁子さん、お供えは浜谷美津枝さんがされました。全員で「二礼二拍手一礼」拝礼致しました。私は初めての心月公のお祭茶でしたが、とても神聖に感じました。
 その後、心月公がお書きになられた「山は長く春を見る」と詠まれたお軸が掛けられ、お続きの点前をいたしました。 お濃茶点前を朝倉敦子さん、薄茶点前から私が初めてさせていただきました。お稽古の時と引き継ぐ場面が違っていたため少し戸惑いましたが、 浜谷静枝先生の助言で初めてのお点前は無事終えることが出来ました。
  

 その後、点心は古串屋の春色とりどりのお弁当を美味しくいただきました。
 春から新緑へのうつり変わりの美しい季節に美しいお庭の景色を愛でながらのお茶会は一生涯私の心に残ることでしょう。
 鎮信流松要会で学ぶことが出来ることに深く感謝致します。