佐世保松清会総会・心月公お祭茶・研究会
佐世保支部 松清会 嶋内麻佐子  
日 時:令和4年3月27日 日曜日 10時から
場 所:アルカス佐世保 和室
参加者:43名
 
 前日の雨模様がまるで嘘のように良い天気に恵まれました。3月27日(日)アルカス佐世保にて、今年度の総会と心月公へのお献茶式並びに研究会が執り行われました。今回は、学校班も加わり43名の参加となりました。
 床の間に心月公のお写真を飾り、寒芍薬の花が春の到来を告げるなかで、お献茶をさせていただき、心月公にお供え致しました。
 心月公(松浦詮公)は、肥前国平戸藩主であり、松浦家第37代ご当主でございます。鎮信流における明治中興の祖であり、日本の茶道界にも尽力なさいました。  
 その後、松浦支部長よりご挨拶があり、各種お茶会がコロナ禍で中止になっていますが、平戸支部主催の全国大会が6月に予定されていることを話されました。引き続き、安部理事長からは、大学はコロナ禍ではありますが、オンラインと対面とで授業は進めております。との挨拶がありました。また川崎支部長代行より、松浦史料博物館移動展示が3月19日~4月17日まで佐世保市博物館島瀬美術センターで開催されている事と、19日のオープニングでは呈茶を行い110名の方々にお茶をお出ししたことを報告されました。  
 会計報告、会計監査報告があり、その後オンラインでご指導いただきました炉の本勝手薄茶点前(替茶碗)の筒茶碗の研究会を致しました。
 筒茶碗を使っての茶会の時期であるとか、亭主と客の話のやり取りの事や、薄茶席では客からお話があっても手を止めず、さらさらと流れていくように等、ご指導いただきましたことを皆さんで共有いたしました。  
 薄茶席に置かれたト伴椿と猫柳を愛でながら、皆様と共にお菓子(蝶々)と一服のお茶(一の白昔)を頂き、ほっとするなごみの時をもてましたことに心より感謝して、今日の会を終えることができました。  改めて、お茶のある暮らしの大切さをしみじみと感じております。