第39回 佐世保市民芸術祭に参加して

佐世保支部 松清会 吉田祐輔
  
 秋雨の中、足元が悪い状態にもかかわらず第一席目から第七席目まで大勢いのお客様においでいただき、当日、長板を使った薄茶席のお点前及びいろいろな役割をさせていただく機会に恵まれたのは、私にとっての平素の茶道鎮信流が主になって行われるお茶会とはまた違った意味でのお勉強になった“ふるまい”の席でした。
 “道”事において「お稽古は本番のように、本番はお稽古のように・・」と言われ続けているのでそれなりの心構えで臨んでいるのですが、今回のような30名から40名様が一席に入られた時の、遠くにお座りになっていらっしゃるお客様への“配慮”並びに“ふるまい”がちゃんと行き届いているかというのは自分の中でもちょっと課題が残りました。
 急なハプニング的な事項に面しても“臨機応変”に対応していくことを学ばせていただいた貴重なお茶会でもありました。
 今回、お勉強させて頂いたのは多々ありましたが、その中でも最も反省しなければと自分なりに思ったのは、お茶席において少人数でも多人数でもお一人お一人に、ちゃんと茶道鎮信流としてのふるまいやおもてなしができているかという事でした。“尽善尽美”とまではいかないまでもそれに近づきたく日々のお稽古に励もうと再度考えされられました。


佐世保支部 松清会 井手葉子
  
 10月15日日曜日、アルカス佐世保において市民芸術祭が開催され、鎮信流と表千家の二流派によるお茶会がありました。
今回は、長板を使った薄茶席七席にてお客様をお迎えいたしました。お茶会には他流派のお茶に親しまれている方や、市民芸術祭を観覧に来られた方、出演者の方、また鎮信流に興味を持たれている方、小さい子供さんのお姿などもあり、大盛況の中でお茶会を終えることができました。
 私も亭主として参加させていただき、満席の中での茶席でした。たくさんのお客様の中、緊張致しましたが、務めを無事に終えることができ、ほっとしております。
 たくさんのお客様をお茶会にお迎えするということは、たくさんの方々のご協力があっての事と感じました。無事にお茶席を務めることができたのも、水屋の方々、表でお運びをして頂いた方々などに感謝いたしております。
有難うございました。