平成29年度 松洽会総会並びに茶会

佐世保支部長 松清会 松浦純二
 新緑の美しい季節となりました。4月15日・16日は、素晴らしいお天気でしたが、翌日は春の嵐で豪雨でした。
 1年前から準備に入った今年度の松洽会総会でしたが、予定していた行事、九十九島の島巡り、総会、懇親会、翌日のお茶会と総て計画通リに終了して、佐世保支部の会員一同ほっとしている所です。
 各支部から大勢の会員に出席して頂き有難うございました。
 何かと不行き届きの点があったことと思いますが、皆様のご協力のお蔭で無事、盛大に終了する事ができました。
 松洽会会員の皆様に厚くお礼申し上げます。

佐世保支部 松清会 嶋内麻佐子
 今回、濃茶席を九州文化学園グループが担当致しました。テーマは、「九十九島」。佐世保には、松浦家ともゆかりのある島々が沢山ございます。そのような背景から濃茶は「山」を、薄茶は「海」を表現致しました。
 かつてお殿様が平戸から江戸に向かわれる際に、朝な夕なに山を見ては一服の茶を、月を見ては一服の茶を飲まれたように、その時々の山の景色を考えてみました。
  
 濃茶席の入り口に、弓張岳の清水を蹲にうけて、その水は釜に入り、その湯で一服の茶を練るとの設定で致しました。
 本席には、心月公のお筆による「万寿保無疆」をかけ、花は牡丹と佐世保のシンボルの花水木を入れてお迎えを致しました。
   1席目に、ご宗家様、奥方様にお入り頂きました。佐世保郷土玩具である佐世保独楽のお菓子は、喜んでいただけましたでしょうか?
 亭主をつとめた方々の声をまとめると、「初めてのお点前は、緊張極まる思いでございましたが、未熟ながらもこの席でお茶を練ることができ、身に余る思いでございました。」また、「ご宗家様のお話が聞けて、とてもうれしかったです。」と語っておりました。
 濃茶は美味しかったと、皆さんにお声をかけて頂き、大変うれしゅうございました。
 これから私達は、多くの学びを得なければならない立場でございます。長板に置いた水指を山にたとえ、空に向かい立ち昇る龍の如く、力強く穏やかに茶の道を修得していきたいと皆で誓いました。
 皆様と共有できましたひとときを大切にしてまいりたいと思います。

佐世保支部 松清会 樋口あや
 初めて総会と茶会に参加しました。 総会には、各支部からたくさんの方がおみえになり、遠くから佐世保まで足を運んで頂いて、ありがたい心持ちになりました。
  
 総会では、長崎国際大学木村勝彦先生より「平戸八景と九十九島」の講演がありました。佐世保で暮らしていても知らないことがたくさんあり、学ぶことが多くありました。懇親会では、長崎国際大学の学生さんが民謡を披露され花を添えてくださいました。
 また、支部ごとに全員が壇上に上がる場面もあり、思わぬことでしたが和気藹々と楽しいひと時でした。
  
 先日の準備では、1年かけて準備された先生や先輩方の真剣な眼差しに身が引き締まる思いでした。
 お茶会は、薄茶席のお運びをお手伝いしました。担当する席のお客様にお菓子やお茶を運ぶ中で、多くを語らずとも通じ合えるという、そんな瞬間を体感したように思います。それはお客さんと目を合わせることだったり、お互いに礼をするときだったり、お茶碗のやりとりだったり、何とはない間だったりするのですが、触れあうことはないけれども、そこに確かにある温かな空気を感じるような感覚でした。
 ご宗家様から点前は全体の一部であって、大事だけれども他に学ぶことがたくさんあるとおっしゃったことが、今回初めて経験した総会・茶会の準備から後片付けと重なってとても心に残る言葉となりました。
 今回参加して、皆様をお迎えするために長い時間をかけて準備し、迎える側の想いをひとつにしておもてなしをすることが分かりました。また、お点前だけではなく、そのほかの様々なことに心を寄せ感じられるようにこの一年の稽古に励みたいと思います。
 来年の宇和島で行われる総会と茶会に参加することを楽しみにしております。