伝統文化 佐世保こども教室
佐世保支部長 松浦 純二
 今年で9年目となる「こども茶道教室」が6月3日に始まりました。
 アルカス佐世保では、こどもへ茶道を通じて日本の伝統文化や日常生活に役に立つ作法を学べる茶道教室を平成16年から開催しています。
 講師は地元の4流派、表千家、裏千家、宗?流、鎮信流が協力しています。昨年までは流派の名称を出さずにA,B,C,D,教室として参加者を募集していましたが、今年から各流派の名称をはっきり表示して希望の流派に申し込める方法に改められました。
 今回鎮信流には定員30名に対して31名の希望者があり、地元である佐世保に少しずつ知名度が上がってきたのではないかと思ったりしています。
 応募者のなかに江迎町から2名、小佐々町から1名が参加されています。両町とも市町村合併で佐世保市に編入された町で、バスで約1時間を要する遠い町からの応募で驚いています。
 付き添いの方にお話を伺うと、佐世保市に合併したあとは、こども達にも何事につけても佐世保志向が強くなっているので、その影響でしょうと言っておられました。
 今日6月3日開校日は親子見学会もかねて、保護者同伴で参加され一連のオリエンテーションを行い、そのあと薄茶のお点前を行い本日の参加者、約60名にお茶とお菓子をお出ししました。
 今年初めて参加したこどもは初級に、2年目3年目のこどもを中級にクラス分けし、第1日のお稽古に入りました。
 生徒数が多く指導する先生方も多く必要になりますが、年々年を重ねる先生が多く、若い力がほしいのですが、老骨に鞭打って頑張ってもらっています。
 全体を見回すとお孫さんのような可愛いらしいこどもと接する時の笑顔は素敵に見えます。