聖福寺四季釜春の席
長崎支部松和会 岡山敦子
 令和七年四月六日(日)桜満開の日に長崎歴史文化博物館にて春の席を担当致しました。
今年は被爆80年という節目の年にあたり安寧を祈念しましてお軸は魚藍観音図を掛けました。
中近東にて求めました花入れに新芽がさわやかな柿の枝とサクラカガミを入れ、炉の長板三段で薄茶を差し上げました。
珍しい紋様の花入れや赤膚焼の香合、人形台の煙草盆などのおたずねがあり、和やかな席となりました。

 今回は春らしいお菓子を3種用意してお客様に楽しく選んで頂けるように致しました。「おいしいお菓子とお茶でした」との声をいただき、点前、お運び等不手際もあったかもかもしれませんが、無事に時間内に終えることができほっと致しました。160名を超えるお客様が早い時間からお待ち頂きとても有り難く思っています。

水屋も準備からの2日間を終え、安堵して帰路につきました。