新年のご挨拶
長崎支部松和会 藤岡瑞枝
 穏やかな春の訪れが待ち遠しい今日この頃でございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
 三年振りに松洽会の初釜が開催されましたこと、お慶び申し上げます。
長崎支部の初釜は残念ながら今年も中止と致しました。
 茶道を学ぶ上で初釜は年の初めの大事な行事ですが致し方のないこととなりました。昨年は支部行事と致しまして聖福寺の四季釜春の席、十二月には茶筅供養の席を受け持ちました。コロナ禍の中何も出来ないではなく工夫をこらして取り組めばやれるものだと実感致しました。まだまだ不安は拭えませんが感染対策に注意し、今年も予定された行事には努めて参加していく所存でございます。

(五島のバラモン凧)
 間もなくリモートでのお稽古も再開されます。ご宗家様、奥方様より毎回基本的な事の大切さをご指導頂いております。例えば服紗の捌き方、茶杓の清め方等々基本の部分をしっかり身につけ自分のものになるように励んで参りたいと思っております。基本的な所作をひとつひとつ、きちんと決めていくことでお点前の流れもスムースになり、その結果おいしいお茶を点てることが出来るようになるのではないかと思っております。
 今年度より長崎支部に新たに二名の方が入会されます。そのお一人は平戸猶興館高校で茶道を学ばれた若い男性です。大変嬉しいことでございます。
 うさぎ年にちなみ飛躍の年になりますよう願っております。  

(長崎の郷土玩具古賀人形)