鎮信公お祭茶
長崎支部 松和会 浦上具子
 朝からは雲が広がっていましたが、天気の大きな崩れは無くまずまずの小春日和となった11月3日(日)に出口先生のお宅で長崎支部の鎮信祭を行いました。
 門口から玄関にかけて打ち水がされ、室内は綺麗に整えられておりました。
午後一時より静けさの中、お献茶が始まりました。私がお点前をさせていただきましたが緊張のあまり何も見えず、何も聞こえず白くなった頭の中でのお点前となってしまいました。お稽古をもっとしなくてはと思いつつ終了いたしました。
 その後支部長が、お献茶のお下がりを持ってこられいただいてみるようにと勧められました。頂戴いたしますとお茶の甘みが口一杯に広がり喉の奥へ伝わっていくのが感じられ、美味しいと声に出してしまいました。
 茶道はおこがましいと思っております私にとって皆様の優しいご指導に有難く感謝いたしております。
 例年ですと、お薄を頂き解散となるのですが、今年は林喜久代先生が、お教室を閉じられるとのことで、お道具を会員で頂戴することになりました。私は帛紗と花入れの竹籠を頂きました。大切に使い次へ伝えて行きたいと思っております。
 庭に咲くツワブキの花が風に揺れるさまを見て秋の風情を感じながら帰路に着きました。