「平戸の花鳥画」展のお呈茶
長崎支部 松和会 中村雅子
 長崎歴史文化博物館では開館10周年記念特別展として、若冲、大雅にも影響を及ぼした長崎出身の黄檗宗僧侶「鶴亭」の花鳥画展が開催されております。同時に「平戸の花鳥画」展も最後のブースに展示されており、江戸時代、海外交易の拠点であった平戸、出島のもたらす栄華が偲ばれます。私共長崎支部では両展示を鑑賞されて出てこられた方々に雛人形も飾られたお席で薄茶一服を差し上げました。時折 お琴の音色も響き和やかなお節句気分となりました。
 ご縁とは不思議なもので四月の総会翌日の茶席としてこちらの博物館を使わせていただく前に歴代のお殿様方が親しまれた絵画作品及び和歌に触れることができお流儀の品格を改めて感じた次第です。