2015年12月06日
茶筅供養茶会に参加して
長崎支部 松和会 浦上 具子
本年も年の瀬が近くなったことを知らせる様に茶筅供養の案内が長崎市内の鎮信流、表千家、裏千家合同の聖福寺保存会より12月6日にありますと届きました。
聖福寺は長崎駅より歩いて15分程のところにある中国式のお寺です。
本堂の隣にある茶筅塚にて読経のなか、お稽古でお世話になった茶筅を火の中へ投げ入れ感謝を込めて手をあわせます。
茶筅への供養が終わるとお席が始まりますので裏千家の方々は濃茶席へ、表千家の方々は薄茶席へとそれぞれの持ち場へ散ってゆかれます。
鎮信流は今年は点心席を担当いたしました。
今年は会員物故者追善法要と重なりいつもの畳のお部屋が使えませんので点心席は外にしつらえました。
曇り空が続き、日中の気温は12度前後で寒さが続くでしょうとの天気予報通り肌寒いなか、お席の合間にひとり、二人とおいでになります。
お寺様が作られたゴマ豆腐の熱々のお吸い物とお弁当をお運びいたします。
召し上がった方は皆さまおいしいと微笑んでいらしゃいます。身も心もホッとされて次のお席に急ぐ方、お席が済みゆっくりされる方とさまざまです。
点心が終わる頃お茶席も終りとなりますがお席に入れなかった鎮信流のために表千家、裏千家のご好意によりそれぞれ最後のお席に入れていただきお茶を頂くことができました。お心遣いに有り難く感謝いたします。
各流派との交流が続くのも先生方のおかげとおもわれます。今回も心配りの大切さをお茶を通して教えていただきました。
皆さまお疲れ様でした。心地よい疲れを感じながら帰途につきました。