開国祭 茶道部茶席
                   
長崎国際大学 嶋内麻佐子  
 長崎国際大学では、11月2日(土)、3日(日)に開国祭が開催されました。濃茶席と立礼席の2席を茶道部の3年生から1年生が力を合わせて、お客様をお迎えいたしました。
 今年の茶道部のテーマは「初心」。令和の時代が幕を開け、新たな気持ちで臨みたいという学生の思いが込められています。
 濃茶席の待合に、『阿蘭陀船絵巻』の塗盆を、飾りました。平戸のオランダ商館、長崎の出島に縁のある阿蘭陀船が描かれており、さらに元号が改まり、長崎国際大学と茶道部の新たな時代への「船出」の意味を込めております。濃茶席は、長板の点前を行いました。学生は緊張した面持ちでしたが、お客様から優しくお声かけをいただく場面もあり、心温まる経験ができました。  
 
濃茶席
 
接待の様子
 薄茶席では、1、2年生を中心に立礼の席を設えました。初めてお点前をする学生もおり、不安もあったようですが、お客様との接し方の大切さを学ぶ良い機会となりました。
 
薄茶席
 
接待の様子
 茶会が終えると学生達は達成感を感じたようでとても安堵した様子が印象的でした。学生たちは、「臨機応変に対応することの大切さ」や「お客様を迎える際の心の在り様」などを学ぶことができたと言っておりました。  今後も鎮信流の教えを学び、大学茶道部としての伝統を、後輩たちに受け継いでほしいと願っております。