茶道文化Ⅲ履修学生による「観月茶会」を開催いたしました
                                     
長崎国際大学 嶋内麻佐子  
場 所 : 長崎国際大学 1101教室
日 時 : 令和元年10月18日(金)第1部 18:00~19:00/第2部 19:15~20:15
参加者 : 52名(茶道文化Ⅲ履修学生)
客 数 : 250名

 毎年、長崎国際大学では学生に対する教育的な効果と併せ、地域の皆様との交流を目的に、茶道文化ⅢB履修学生が中心となって、「観月茶会」を企画・実施しており、今年で16回目となりました。
 今回の観月茶会では、点前を第1部と第2部の2回実施し、司会、亭主、半東をそれぞれ学生が務めました。  
 
受付と待合
 
1101教室をお茶席に
 点前は、本勝手と逆勝手の立礼を致し、最初に点てたお茶をお月様にお供えいたします。今回は今年設立された九州文化学園小中学校の児童生徒が学生の点てたお茶をお月様にお供えいたしました。普段から小中学校の授業で茶道に触れておりますが、いつもと違う雰囲気に少し緊張していたようでした。
 
学生が点前
 
小中学生がお月様にお茶をお供え
 その後は、会場のお客様に接待の学生がお茶をお出ししました。  
 
亭主のお茶は舞台のお客様へ
 
会場のお客様には学生がお茶をお運び
 点前が終わると、国際観光学科3年の田川 太一さんによる日本舞踊の披露が行われました。田川さんは、幼少の頃から花柳流の教えを受けており、名取となられています。
 お茶の点前と日本舞踊と大変充実した観月茶会となりました。
 
舞踊の様子
 そして、茶会の終わりには学生や来場のお客様が思い思いの俳句を紹介しました。
 今年は4人の代表者の方々からご披露がありましたが、学生2人の句を紹介します。
 「日が落ちて 見える月は 皆平等」(倉重くん)
 「大空を 赤く染めるは 蜻蛉かな」(林くん)
 学生の気持ちが伝わるような一句でした。
 
亭主のお茶は舞台のお客様へ
 最後に、亭主から来場のお客様にご挨拶を差し上げました。
 
 茶道文化を3年間履修してきた学生にとって観月茶会は、これまでの成果を披露するとともに、地域の皆様と交流できる貴重な機会になったかと思います。今後も茶道が地域交流の場となるよう、精進してまいります。