【茶道鎮信流:長崎国際大学だより】
観月の茶会
                                             
長崎国際大学 嶋内麻佐子
 平成29年9月21日、長崎国際大学中庭にて観月茶会を開催しました。
観月茶会は九州文化学園グループ(大学、短大、専修学校、高校、幼稚園、本部)の恒例の行事の一環でもあります。
 本学は学生だけでなく、教職員が毎週お茶の稽古をしております。別名「夜茶」と言っています。
 この観月の茶会は、耳順亭から始まり、今年で約45年間続いている行事のひとつです。
 長崎国際大学図書館下のスペースに野点の席を作りました。秋の花を沢山摘んできて、山の景色を設定し、お月様に果物や饅頭をお供え致しました。今年は、141名の教職員が集まりましたので、後方の席は椅子を用意いたしました。  
 かつての鎮信公が平戸と江戸屋敷を往復する際に、景色の良きところで一服のお茶を頂かれたことに思いをはせながら、長崎短期大学のルーク先生と法人本部の宮崎さんが茶箱の点前を致しました。  
 お二人の点前が終ると、恒例の月見弁当の時間です。  
 毎年のことながら調理師専修学校の先生方で、工夫を重ねた手作り弁当を作っていただきました。今年は、沢山の実りの秋がお弁当箱に詰まり、一つ一つ味わって頂きました。皆さんのお腹も満腹になったところで、お茶とお菓子を頂きました。これで終わりではありません。
 これからは学園の代表者が思い思いの短歌や詩を紹介する時間です。
 今年は六人の代表者の方々からのご披露がありましたが、お二人の方のみ紹介いたします。
 安部理事長は、「去りがたし ただ去りがたし 月見の茶」
 亭主の宮崎さんは、「空見上げ 亡き人想い 浮かべれば 学び舎照らす 清秋の月」
それぞれのお気持ちが伝わるような一句を頂戴いたしました。  
 
 最後に、亭主からの挨拶です。
 ルーク先生は、「自分が矢岳町の九州文化学園の庭で観月茶会を拝見したのが、とても印象に残っています。今回は自分が点前をすることになり、緊張もするが光栄に思います。この様な機会を頂き、嬉しく思います」とお礼の言葉を述べられました。  
 今年の中秋の名月は、10月4日です。少し早めの観月会は、皆さんとの和やかな時間が秋の風情と共に過ぎて参りました。
 次回は10月20日の学生主催の観月茶会を紹介いたします。