亀岡神社秋季例大祭 御献茶式
平戸支部 関 弘子
       
 毎年10月24日から27日まで亀岡神社秋季例大祭(平戸おくんち)が行われます。氏神様を迎えますにあたり、平戸城下では亀岡神社の幟を立てまして、しめ縄を張る作業が各町内で行われます。
 また、各家の玄関には三星の幔幕を張り、御神燈を下げて、25日の御神幸祭の御神輿三体をお迎えいたします。御神輿と共に250名からなる武者行列で平戸市内を巡るなどの神事が行われております。
 26日には、国指定重要無形文化財「平戸神楽」が、年に一度、全24番が奉納されます。中でも「二剣の舞」には、一目拝見したいとたくさんの方々が集まります。
 27日には、例大祭に続き若様の献茶祭が執り行われました。前松浦史料博物館長木田昌宏様、遠路より長崎支部長佐々木敦子様、前支部長藤岡瑞枝様、佐世保支部長川崎君代様ほか2名が参列なさり、平戸支部6名も参列させていただきました。長崎支部、佐世保支部の皆様には、搬入から搬出までご加勢いただきました。
 午後1時に太鼓が鳴り、一同お祓いを受けまして若様の御献茶が厳かにはじまりました。熊野神社友田孔大禰宜様がお取次ぎをなさいまして、亀岡神社下條紀元宮司様により御神殿へお供えされました。さわやかな秋風が本殿中へ抹茶の香りを広げておりました。
 祝詞奏上に続き、若様が玉串拝礼をなさいまして、一同、歴代の松浦家をお祀りしておられます御神殿に拝礼いたしました。私は、健康で鎮信流のお稽古に励むことができますようにと願いました。
 終了後、お下がりのお茶一服(星の初鷹:星野園製)と上用饅頭(熊屋製)をいただきました。今年も氏神様のご加護を受け参列させていただき、支部の垣根を超えての交流で、参列の皆様へのお運びの配慮など学ばせていただきました。感謝申し上げます。