新年を迎えて~近況報告
令和3年1月
平戸支部 松華会 森 三佐子
     
 寒中お伺い申し上げます。今年もよろしくお願い申し上げます。
 昨年は、2月末以降、行事や活動の延期、中止が相次ぎました。自粛期間もございましたが、6月からは閑雲亭での月2回のお稽古、各教室での稽古を徐々に再開いたしました。猶興館高校、北松農業高校での茶道指導も自粛期間を除いて継続いたしております。文化祭は来訪者を制限し、活動紹介や点前の紹介のみで呈茶無しなど、各校の開催時期、形態をふまえての縮小開催となりました。会員居住地区での文化・奉仕活動、行事、小学校、保育園等での活動も、関係機関と調整しながら担当会員で継続いたしております。それぞれの灯を灯し続けることができるよう努めたいと存じます。
 リモートでの御指導、御伝授式、支部長宅での御祭茶など、御指導、御高配を賜りながら進めることができましたことに、改めて感謝申し上げます。諦めずに、できることを探して知恵を絞り工夫をしながら、物事に向き会うことの意義、大切さを学ぶことができました。
 令和3年も、柔軟に臨機に対応しながら、各自の稽古を継続し、行事や活動を進めてまいりたいと存じます。気持ちも新たに、明るい気持ちで新年を言祝ぎたく、1月17日(日)に平戸支部の初釜を予定しておりましたが、年末から長崎県内の感染拡大が続き、会員居住地区にも感染が広がって参りました。31日(日)に延期いたしましたが、県独自の特別警戒警報も発令され実施が危ぶまれます。
 令和3年お正月の平戸の風景~江迎本陣屋敷、亀岡神社の初詣、閑雲亭などをご紹介したいと存じます。また、平戸市の成人式は感染拡大防止のため中止となりましたが、猶興館高校茶道部の卒業生や長崎国際大学に進学して茶道を学んでいる新成人が博物館を訪ねて参りました。成人としての初めの一歩を踏み出した姿に、元気づけられ励まされる思いがいたします。御流儀で学んだことを糧として、これからの人生が実り多いものとなることを願っております。
 直接お目にかかる機会は少なくなりましたが、皆様に思いを馳せる時間は多くなったような気がいたします。お目にかかれます日が早く参りますことを祈念いたします。