鎮信公御祭茶
平戸支部松華会 森 三佐子
           
 冬青空の11月13日(金)、鎮信公御祭茶を行いました。

 今年は、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、行事の中止や延期が続きましたが、支部判断となりました鎮信公御祭茶につきましては、節目の行事でもあり、感染予防に努めながら実施いたしました。この度は支部長宅で行い、8名の出席でございました。

 御宗家様の御高配によりおゆるしを賜り、松浦家より拝借いたしました御軸に、それぞれ拝礼いたしました。4月の心月公御祭茶は行えませんでしたので、鎮信公御祭茶が挙行できましたことに、感慨深く、身の引き締まる思いがいたしました。式後、今後の行事の予定、台子七通り御伝授式の連絡、新たな七通受伝者の紹介、オンライン、リモートの説明などをいたしました。その後、水屋の配慮で大服に濃い目に点てられたお下がりのお茶と上用饅頭をいただきながら、小声の談笑、近況報告など、和やかなひとときを過ごしました。
  
 御祭茶を支部長宅で行うことは、平戸支部として初めてでございました。どのように会場を整えたらよいか試行錯誤いたしましたが、今までに参加させていただいた諸外国や他県での行事での御宗家様、奥方様、関係の皆様の創意工夫を思い出しながら準備いたしました。充実した楽しい時間でございました。思い出を振り返り、改めて、たくさんの豊かな経験をさせていただいたことの有り難さ、行動し、実践することの大切さを実感いたしました。他支部の皆様とお目にかかれる日が早く来ますことを祈念いたしております。