亀岡神社御献茶式
平戸支部 松華会 森 三佐子
 天高く晴れ渡った10月27日(日)、亀岡神社社殿におきまして御献茶式がございました。亀岡神社は、松浦家の歴代当主が祖霊神と して祀られた平戸城内にある神社でございます。御宗家様、奥方様のご参詣をはじめとし て、前松浦史料博物館長木田昌宏様、松洽会会長(佐世保支部長)松浦純二様、他、たく さんの皆様がご参列なさいました。
午後1時、宮司様より参 列者一同御祓いを受け、御宗家様が御献茶あそばしました。
去る10月22日行われました天皇陛下即位の礼を記念するという意も込められた、令和元年度初め ての御献茶式は、厳かな中に華やいだ雰囲気がございました。境内の中山愛子(松浦静山 公の十一女、明治天皇の外祖母)様の御像も、穏やかに晴れ晴れとほほ笑んでいらっしゃ るようでした。お下がりのお茶一服の折りには、参列者の皆様のお話も弾み、さわやかな 秋の一日となりました。4日間にわたる亀岡神社例大祭の最終日に行われます御献茶式は お流儀を学ぶ者にとって、平戸藩の繁栄と領民の安寧を願われ政を行われた歴代藩主の御 功績に思いを馳せ平戸の歴史と文化の豊かさを実感する大切な行事です。毎年、恙なく参 加できますことは望外の喜びです。日曜日でしたので、日頃は参加の叶わないお勤めの方 々も参加できまして、お流儀への思いも深くなったようでございます。