臨済宗妙心寺派天桂禅寺での観月茶会
平戸支部松華会 西島 泰子
 前日までのすばらしい秋晴れが一転し、朝からの強い風となりました。
 
 天桂禅寺は平戸市田助湾を望むやや高台の位置にあり、台風18号による強風で本堂の分厚いガラス戸を開ける事が出来なくなり、庭の景色を通しての海の様子も見えず、また神無月のお月様にも会えない4日土曜日茶会となりました。
 
 お濃茶の点前と点心を表千家流、お薄茶の点前を鎮信流のおもてなしで、お客様をお迎えしました。

 床の設えは、心月公の奥方様の「雲の間の月」の軸と、心月公の竹の花入れに季節の花を活けました。

 この大変な強風の中を多くのお客様が、早い時間よりお見えになりました。

 若い方も多く見えられ、点心席にはかわいい女児のお運びさんの姿もありました。

 茶室でのお話も弾み、夜遅い時間までの観月茶会でした。