前日は強い雨・風が吹き、天候が心配されておりましたが、雨も上がりお天気の中開催されました。 　今年も普門寺本堂に逆勝手の設えで、掛け物は祥月公の閑のお軸、お花は水仙、お水屋は庫裏を使わせていただきました。 　蓮池(分陀利池)の桜も終わりかけておりましたが、水面に浮かぶ花びらもまた美しい景色で和みました。 　景粛堂（一本堂）に祭られている21代天叟公と35代観中公へお茶と地元で作られた紅白の口砂香をお供えし、実行委員の松山様と松華会７名が拝礼致しました。 　その後、松山様より、景粛堂の由来など説明を頂きました。景粛堂は21代天叟公がお手植えされた杉の木で、観中公が天叟公を偲び建立された事、1本杉を絵師に描かせた墨絵など貴重な文化遺産が数多く残っているとの、お話がありました。 　お茶席には、お遍路姿で札所を歩いているグループの方や毎年お顔を出してくださる方がお越しくださいました。 　また、茶道を体験したことがある小学生がお茶を点てたいと要望がありといろんな方が訪れてくださいました。 　風の冷たさはありましたが、春の柔らかい日差しの中ゆっくりと時が過ぎたようでした。 　今回は子ども達の殿様道中や餅まきなどに参加することができ、来年もこの季節の訪れを楽しみに木ヶ津を後にしました。