春爛漫の心月忌
福岡支部 泰松久美子

 福岡では全国に先がけて桜が満開となりました。桜色に染まった街はこれから緑色になり、博多っ子が心踊る「どんたく」「山笠」ももうすぐです。福岡支部ではコロナ感染防止による自粛生活、加えてロシアのウクライナ侵攻と不安な世情のなか、4月2日六本松本部にて心月忌を厳かに行いました。久方ぶりの台子でのお献茶、緊張しながらお点前をし、心月公にお献茶をいたしました。柳本先生、前田先生を中心に7名の会員があつまり、「鎮信流の弥栄と世界の平穏」を祈りつつ、拝礼いたしました。コロナ禍、御宗家様奥方様のご配慮のもとオンラインで各支部の皆様のお点前を拝見でき、支部内でも充実したお稽古が実現しています。たいへんな世の中にあっても、ひとときお茶に親しむ時がありますことを深く感謝いたしております。
 6月の平戸での総会で皆様にお会い出来ますようお祈り申し上げます。


(写真の桜は六本松本部教室近くのもので、心月忌の朝、撮影しました。今年も見事に咲きました。)