コロナ禍での鎮信忌
福岡支部 泰松久美子
 今年も一ヶ月余りとなりました。昨年同様、この一年もコロナ禍で他県との行き来ができず、皆様にはもちろんのこと、3地域を結ぶ福岡支部も皆が集まることはめっきり少なくなっています。この春の心月忌は、コロナ禍の真只中でしたので支部長、副支部長のみで行いました。そんな折、オンラインでのお稽古が始まり多くの方々のお顔を拝見でき、大変嬉しく思いました。支部でのお稽古にも目標ができ、お点前やパソコンの使用方法などについて連絡をとりながら稽古に励んでおります。
 11月6日の鎮信忌は緊急事態の緩和により六本松の本部教室で行うことができました。柳本先生、前田先生のご参加も得て7名の会員で鎮信公へ拝礼をいたしました。本来ならば鎮信公に口切りの新茶を差し上げるところ、今年の口切は壺のやり取りのみのお稽古にとどまり、新茶が叶わず残念でした。その後、簡単なお食事会をいたし、来年の活動について話し合いました。久しぶりに皆さまにお会いし親しく語らい安堵いたしました。
 来年は御宗家、奥方様、皆々様にもお会いできます事を願っております。