松祐会観月会にて
福岡支部/松祐会:泰松久美子
 今年の月見茶会は例年になく遅く10月19日に行われました。
 
 毎年お月見会は壱岐と福岡で交互に行っていたのですが、武雄に茶道教室が開かれたこと、また皆様の希望も強く、光武さんが引き受けてくださいましたので武雄での観月茶会となりました。
 当日は東洋館の40畳の大広間でお月様への献茶を、武雄でお稽古されています小國さんが落ち着いたお点前で点てられ、葉山先生がお供えされ、全員そろって拝礼致しました。
 続いて濃茶を武雄の金ヶ江さんがとても丁寧に練ってくださいました。
 大広間でもありゆったりとした気持ちで大変美味しく頂きました。
 その後サークル(松葉会)代表の宮原さんが薄茶を点てられました。
 出席された皆様は大変満足されていました。
 武雄の皆様には昨年から会場選び、準備等大変だったろうと思います。お世話になりありがとうございました。
 
松祐会の観月会―in武雄―
福岡支部/松祐会:光武葉子

 仲秋の名月から1ヶ月遅れの10月19日に福岡支部の観月会を武雄市で行いました。

 
当日の朝は小雨が降りましたが、午後からは天気も回復し、初秋の武雄に皆様をお迎えすることが出来ました。

 観月会は楼門近くの湯元荘『東洋館』で行いました。

 初めてお迎えする事に、どこか武雄(佐賀県)らしさを感じて頂くように、松葉会の方は、太良町の湧水を汲んで来られ、近くの山でススキを取って来て、ご自分の庭に咲いた秋の花(ホトトギス、秋明菊、水引き)を摘んで来られました。
 初めて使う会場でしたが、全員で色々と工夫しながら会場のセッティングや水屋の準備を行いました。
 主菓子は、栗が丸ごと入ったじょうよ饅頭。お干菓子は、御船山の形をした州浜とお月様色をしたお煎餅を厳木町(きゅうらぎちょう)の御菓子処「草生庵」で作って頂きました。
 皆さまの前で初めてお点前をされた3名は、とても緊張されていましたが、先生方にお茶を点てて差し上げました。その後、点心をいただきながら、久しぶりに会う皆さまとゆっくりお話しができました。
 また福岡支部から英国茶会に参加した5名はここで再会を果たし英国茶会の様子を皆さまに報告致しました。
 
 この度のもう一つの楽しみは温泉です。お泊りの皆さまのお顔が艶々となっておられました。
 翌日、12名の方は有田の金ヶ江さんのお勤め先であります深川製磁の資料館等を見学し絵付けも体験しました。
 武雄で公民館活動を始めて5年目となり、昨秋からは個人教室も始め、ちょうど1年が過ぎ、この様なお席を持つ事を初めて経験させていただきました。
 柳本先生はじめ諸先生方の丁寧なご指導を受けながら様々な所に気を配る大切さを教えて頂き、観月会を無事に終わる事が出来ました。