姫路 龍門寺献茶茶会
大阪支部 松蓊会 松田攝子
     




 平成28年4月2日土曜日。例年通り姫路網干にある盤珪(ばんけい)和尚が開山された古刹 龍門寺のお茶会に参加させて頂きました。
「今年の山門の桜はどんな感じだろう?」と毎年楽しみにしています。
 お茶会当日は、前日の雨がうそのように晴れ上がり、最高のお天気のなか、 満開の桜が皆を出迎えてくれました。

 お寺の中に入ると凛とした空気につつまれ、広間の大きな床の間には島根 大根島から送られてきた白い牡丹が立派に活けられていました。気温の高まりとともに、午後には満開となりましたが、その花の変化をご宗家様は大変お悦びでした。

  龍門寺のお茶会は大福茶が有名で、盤珪餅とともに平戸のカスドースを楽しみに地元の方が大勢来られます。今年は「今まで飲んだ中で一番おいしいお濃茶でした。よく練れていて、香りがすばらしい!星の初鷹を購入したい!」とメモまでして、とても喜んでいただいた方もいました。


 私は半東をさせていただきました。そそうのないよう、緊張の連続でした。お客様のご案内も、お運びもなんとかこなせましたが、なにかしら行き届かない点もあり、来年こそは、と勉強させて頂いています。
 水屋が手薄な時は、さっと誰かが水を捨てに行ったり、待合の様子を見たり、協力しあって、表も裏もほのぼのとした、素晴らしいお茶会だったと思います。
 今から来年の桜が楽しみです。